「今は不要です」「他社と進めています」。テレアポで最も多く出会うこの手の断り文句で、毎回会話が終わってしまう。そんな人向けに、断り文句ごとの切り返しの型を10パターンにまとめました。丸暗記より、それぞれの狙いを掴んで使ってみてください。読み終える頃には、次に同じ断り文句を聞いても慌てなくなります。
切り返しの目的は「即アポ」ではなく「次回接触の許可」
切り返しというと、その場で言い負かしてアポを取るテクニックだと思われがちですが、実務上の狙いはもっと地味です。断られた会話を「終了」ではなく「保留」にし、次回接触の許可を取ることが目的です。この前提を持っておくと、切り返しの言葉選びが自然になります。
そのまま使える切り返し10パターン
| 断り文句 | 切り返しの型 |
|---|---|
| 今は不要です | 「今後、増員のご予定が出そうなタイミングはございますか」 |
| 他社と進めています | 「決まらなかった場合の候補として情報だけお送りしてよろしいですか」 |
| 予算がありません | 「成功報酬型のため決定するまで費用は発生しません」 |
| 忙しくて対応できない | 「かしこまりました。お手すきの時間に改めてお電話してもよろしいですか」 |
| 担当者が不在です | 「お戻りのお時間の目安を伺えますか」 |
| 資料だけください | 「承知しました。あわせて2〜3点だけ状況を伺ってもよろしいですか」 |
| 検討します | 「いつ頃を目安にご連絡させていただければよろしいですか」 |
| 他社のエージェントで足りています | 「差し支えなければ、どのあたりにご満足されているか伺ってもよろしいですか」 |
| 採用は自社で完結しています | 「承知しました。急な欠員など緊急時の候補としてご登録だけさせてください」 |
| 興味ありません | 「かしこまりました。今後の参考までに、どのあたりに響かなかったか伺ってもよいですか」 |
断り文句は「拒否」と「保留」を見分ける
すべての断り文句に切り返すべきではありません。「二度とかけてこないでください」のような明確な拒否には引き下がるべきです。一方「今は」「予算が」といった条件付きの断りは、状況が変われば可能性が残る保留のサインです。この違いを見分ける習慣をつけておくと、無理な押しつけを避けられます。判断に迷う場合は、一度「差し支えなければ理由を伺ってもよろしいですか」と聞いてみると、拒否なのか保留なのかがはっきりすることもあります。
切り返しは会話の「型」として持っておく
切り返しの言葉を毎回その場で考えると、動揺してしどろもどろになりがちです。事前に型として頭に入れておき、断り文句を聞いた瞬間に自動で言葉が出るくらいまで練習しておくと安定します。トークの型全体を作り込みたい場合は営業トークスクリプトの作り方と改善方法も参考にしてください。
まとめ
- 切り返しの目的は即アポではなく「次回接触の許可」を取ること
- 断り文句は「拒否」か「保留」かを見分け、拒否には引き下がる
- 型として事前に頭に入れておくと、とっさの場面でも自然に使える