人事担当との商談で、本題の求人ヒアリングが終わったあと、何を話していいか分からず気まずい沈黙が流れたことはないでしょうか。天気の話で場をつなごうとして、余計にぎこちなくなってしまうこともあるかもしれません。無理に世間話を作ろうとする必要はありません。この記事では、採用の話の延長で自然に会話を広げるネタの見つけ方を紹介します。

雑談ではなく「採用の困りごと」を深掘りする

天気やニュースの話題を無理にひねり出す必要はありません。人事担当が一番話しやすいのは、自分の仕事の困りごとです。「今、社内で一番採用に苦労している職種はどこですか」と聞くだけで、求人票には書かれていない本音が返ってくることがよくあります。この質問は本題の延長線上にあるため、不自然な話題転換をしなくて済みますし、相手にとっても答えやすい質問です。困りごとが具体的に見えてくれば、それ自体が次の提案のヒントにもなります。

相手の答えから次の質問を拾う

会話が続かない一因は、自分が次に何を話すかを考えることに気を取られて、相手の答えをきちんと聞けていないことです。相手が「実はエンジニアの応募がずっと少なくて」と言ったら、「それはいつ頃からですか」「他の媒体は何か試されましたか」のように、相手の言葉の中から次の質問を拾うようにしてください。話す内容を事前に用意しすぎるより、この場で拾う姿勢の方が会話は自然に続きます。緊張しているときほど自分の話す番のことばかり考えてしまいがちなので、まずは聞くことに意識を向けてみてください。

前回の会話を覚えておいて次につなげる

初対面では会話のネタが少なくても、2回目以降は前回の会話が使えます。「前回おっしゃっていた新しいオフィスの件、その後いかがですか」のように、前回の内容を覚えていることを示すだけで、相手は「ちゃんと聞いてくれている」と感じます。商談メモに、求人条件だけでなく人事担当の個人的な発言も一言残しておくと、次回の会話のきっかけになりますし、関係性が長く続く企業ほどこの積み重ねが効いてきます。初回商談全体の組み立て方は、初回商談の進め方でも紹介しています。

業界の動きを軽く共有してみる

自分が最近見聞きした採用トレンドや、他社の事例を「最近こういう話をよく聞くのですが」と軽く共有してみるのも一つの方法です。売り込みではなく情報提供として話すことで、相手も気軽に意見を返しやすくなり、会話のキャッチボールが生まれます。自社の宣伝色を出しすぎず、あくまで相手の役に立つ情報として渡す姿勢を意識してください。

まとめ

人事担当との会話は、無理な雑談ではなく採用の困りごとを深掘りする質問で十分続きます。相手の答えから次の質問を拾い、前回の会話を覚えておくだけで、関係は少しずつ深まっていきます。焦らず一つずつ積み重ねていってください。